英語以上に必要なものはある・・

英語以上に必要なものはある・・

英語に関するサイトをこのようにつくっているのに、いきなりこんなことを言うのはどうかとも思うのですが・・（笑）。長年、英語を学んできて、少しですが仕事もしてきたわけですが・・それでも思うのです。

■英語が出来れば本当に就職に有利ですか？
■本当に英語が必要な仕事を続ける覚悟がありますか？

英語学習を始める前には、それで仕事の幅を広げようと思う場合は、英語が本当に大切であるか、本当に重要であるかを考えてみる必要があると思うのです。

会社に入ってみて思ったのは、英語のスキルより、コミュニケーションのスキルが高い人が成功しているなあ・・ということ。

そして、社長や上司は、場合によっては、自分よりデキル人を嫌ったり、という場合もありました。・・悔しいみたいで。器が小さいな、とは思うのですが。

そして、覚悟を決めて仕事を探すというのは大切だな、とも思うのです。

私の周りにも「もったいないなあ」と思う人が色々いました。

■知人Ａさん
経理の才能があるが、どうしても英語の仕事をしたいため、経理の仕事を退職。留学。だが帰国後に仕事を探したら、全く見つからず。その後、英語の勉強も辞めてしまいました。

■知人Ｂさん
短大の保育科を卒業し、幼稚園に勤めたが、英語の仕事をしたいため退職。その後、短期留学をした後、帰国後仕事を探したが、社員での募集はことごとく見つからず。アルバイトで生活をする日々。

現在、これだけ不況の世の中、仕事、その中でも特に正社員での仕事を辞めるのは大変なリスクを負うことになる場合が多いです。本当に覚悟がないと痛い目にあうかな・・と。

この知人Ａさん、Ｂさんは、「覚悟が足りなかったと思う」と今、こぼしておられます。

人生は何度でも修正はきくけれど、状況を変える時は相当な覚悟が必要だと思うのです。この二人の場合、前職ではそれぞれの才能を生かしておられました。それだけに勿体無かったかも・・。本人たちに後悔がなければいいのですが、後悔されているのです。

今、お二人とも英語の勉強をやめておられることを考えると、そこまでの興味と覚悟がなかったのかもしれません。

又、英語の仕事を探すのに挫折し、引きこもってしまった人も知っています。

プライドが邪魔するのです。語学を生かしたステイタスのある仕事が出来ないのであれば、仕事なんてしたくない！と・・。

私は、大人というのは、自分で稼いで生活を成り立たせるものだと思っています。英語の仕事に就くことは叶わなかったけれど、自分の他の才能を生かして他の仕事をしている、我慢して他の仕事をしている・・。そういう人は多くいます。

英語の仕事を諦める事になっても、それでも自分で自分を食べさせていけることの方が立派ではないかと私は思います。

英語が自由に使えるようになったからといって、自分の環境がいきなり一新されるわけではありません。

夢を持つのは自由だけれど、それに向かってどう動くかで、自分の将来も変わってしまうかもしれません。覚悟が必要だと思います。英語の先生や通訳の人まで、常に努力しておられるのですから・・・！どの道も、険しいのだと思います。