HOME>車椅子は少ない力でも押せる 〜ホームヘルパー2級講座 習ったことのウソホント!?

車椅子はゆっくり押すこと
〜ホームヘルパー2級講座受講体験記

ホームヘルパー2級講座では、やることなすこと初めてのことばかりで、驚きの連続でした。ホームヘルパーの学校だから介護の技術について学ぶ・・というのは頭では分かっていても、なかなか体が動かない・・(笑)。不器用なせいもあります(笑)。

その中で今でも印象に残っている言葉。

「車椅子は力の弱い女性でも、ゆっくり丁寧に押せば合格。力まかせの男性は嫌がられますよ。介護の仕事全体に言えることです。」

最初、この言葉を聞いた時、信じられなかったんですよ。

力の弱い介護者が車椅子を押すより、力の強い介護者が車椅子を押す方が利用者さんも安心するに決まっている、と思いました。しかしこの私の考えは事実に反するとすぐに気付くことになりました。

ホームヘルパー2級講座の中には「基本介護技術」というとても重要な授業があり、その中に「車椅子体験」というものがありました。

まずは学校内で車椅子を扱う練習をし、後日、町に出て車椅子に交代で乗り、車椅子を交代で押す、という授業です。

私も何度も車椅子に乗り、何度も車椅子を押しました。「車椅子体験」の授業を受けた感想を一言で言うと、

「男性の力まかせの車椅子操作はむちゃくちゃ怖い!!」ということ。

私たちの2級講座の同じクラスには色々な男性がおられました。その中に、スポーツが好きで体格が大きな男性がいたんです。どれだけ細い道で、車が横をバンバン走っていても、車椅子をものすごい勢いで押すのです・・・(汗)。

彼は自分の力にあるのでしょう。そして彼が、いささか「せっかちな性格」なのは、日頃のやり取りで分かってはいたのですが・・。この時の、ある意味での「恐怖体験」は忘れられません(汗)。

この男性に車椅子を操作されるよりは、少し年配の小柄な女性(力は強くなさそう)に押してもらった方が10000倍安心でした。車が横を凄い勢いで通り抜ける時はちゃんと止まってくれますし(というか、これが常識!)。

介護技術全体に言えることだったのですが、介護は力を上手く利用することで少ない力で行うことができるんですよね。これは車椅子での段差の移動でも言えることですが。ボディーメカニクスを利用すること、とはよく言われることでもありますし。

少し考えれば当然のことなんですよね。
ご家族の方が(主に配偶者等)が高齢者の利用者さんの車椅子を押す場合、力が強いとは限らないですもん。ですが、皆さん、とても器用に押しておられます。

介護をする際、一番大切なのは、「利用者さんに怖い思いをさせない」、これですよね・・。

私はその男性に車椅子を押してもらった時とても怖かったですよー!!横を走っている車に轢かれるかと思いましたもん。利用者さんにそういう思いをさせないことがとてもとても重要だと思います。

でもそれを考えると、・・うーむ、「車椅子体験」の授業で恐怖体験をすることも意味がありますよね。自分が怖い体験をすれば、自分が介護の仕事をする時、絶対人にはしないじゃないですか?だとしたら私はこの男性に感謝すべきなのかもしれません(笑)。


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