そういう高齢者の方々のその歯科衛生士さんが丹念に丹念にその方の歯を磨いたら臭いは全くなくなったこともあるとか！

まずは、口腔内をガーゼで清拭することから始まり、長い時間をかけて行うことも少なくないとか。

ケアの導入には時間を要することがしばしば。しかし、口腔ケアが終了すると、利用者さんに笑顔が戻ったそうです。

口が臭いとまず本人の気が滅入ってくる。
そしてその臭いのせいで、他の利用者さんもいい気持ちにはなれないだろう・・、そして他の利用者さんから「あの人くさーい！」と言われるようになり、悪循環にはまり、部屋に閉じこもってしまう人もいるのは少なくないとのこと。

それでなくても、自分の体に不自由を感じ、だんだん動くことが億劫となれば、必然的に行動範囲が狭くなりますよね。

口腔ケアが正しくなされないことがこういうことのきっかけになる、ということでした。

自分の歯で食べられなくなると、一気に老化が進むような気がしますね・・、とのことでした。食事を美味しく食べられることは健康への第一歩という気がします。

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■口腔ケアを確実に行うには
では実際に、施設で確実に口腔ケアをするにはどうしたらいいのでしょうか？

・高齢者に負担のない状態（体勢・体調）で口腔ケアを行う
これは基本中の基本ですよね。一番注意深く行うべき点です。

・介護者が簡単に口腔ケアが出来るような方法を見つけること
施設の介護者の介護関連業務は多岐に渡り、精神的にも肉体的にもとても大変であると、私も知人からよく聞いています。

介護者にとって面倒な方法だと続かないんですよね・・。実際、入所者「全員」のブラッシングなどを確実に行なうのはどれだけ大変でしょう？現在の介護業務に上乗せしてブラッシングを行うとなると困難を極めそうです。

そのため、介護者が簡単に出来るブラッシング方法を覚えることが大切だと。納得です。そのためもあって、この講師の方も色々な施設を訪ねておられるのだと思います。

介護者の歯の磨き方が下手であれば、利用者さんは痛い思いをしますよね。するとブラッシング自体が嫌いになるかもしれません。注意深く行う必要がありますね。

■各自でブラッシングの練習
一通りの説明があった後、口腔ケアに利用する様々な道具の説明がありました。歯ブラシや歯間ブラシ等の紹介です。

その後、自分で自分の歯をブラッシングしてみて下さい、とのことで、各自歯ブラシを持ってブラッシングのスタートです。持参した鏡を見ながら各自ブラッシングをスタートしました。

その後、それぞれ二人組みになり、お互いの歯を磨くことになりました。

これが難しい！

自分の歯でもきちんと磨けていないことがあるのに、他の人の歯磨きをするなんて・・。悪戦苦闘しながらやりました。

ちなみに・・。

となりの人は自分の歯にとても自信がある人だったんです。自信があるからもう5年以上も歯医者に行っていなかったとか・・。ひえええ。・・でもそういう人って多いですよね。私の周りにもいっぱいいます。

ですがその歯科衛生士の方がその人の歯をチェックしたら、歯槽膿漏などで歯の状態がかなり悪化しているから歯医者に行った方がいいよ、とのこと。うーむ、やはり過信することはよくないのデス・・。

私は歯は結構丈夫とは思っていますが、それでも年に一度の検診は欠かさないです。やっぱりそのくらいでいた方がよさそうです。ちなみに私は歯磨きが趣味！？なのです。外出時は必ず歯ブラシセットを持参するほどで。歯磨き粉は殆どつけず磨いています。でも磨き方はあまり上手くない気が・・。もっと練習したいと思います。

「８０まで自分の歯で！」とはよく言われる言葉です。
歯は大切にしたいデスネ。

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